ツールとしての風呂敷プラットフォーム

Furoshiki Platform as Tool

ツールとしての風呂敷プラットフォーム

 

風呂敷は、一見は普通の布です。しかし、その使い方は数限りなくあり、包むモノの形状は問いません。どんな形であっても便利に包んで持ち運ぶことが出来ます。この風呂敷の特徴を誰にでも馴染みのあるタブレットやスマホのプラットフォームとの比較という、新たな視点から見てみたいと思います。

 

風呂敷は、正方形で平たい布という最小限のハードウェアがあり、使い方の知恵というソフトウェアによって、その時々の最適な形で活用することが出来ます。

アナログのハードウェア: 

アナログの時代は、ラジオはラジオとして作られラジオとしてのみ機能しました。ストップウォッチはストップウォッチとして作られてストップウォッチとして使われました。特定の機能に特化して作られているために、その特定の機能では便利に使えますが、その他の用途では全く使い物になりません。

 

当然ながらラジオはストップウォッチにはなりませんし、ストップウォッチはラジオにはなりません。時計とラジオが合わさった機器もありますが、それは各機能がそれぞれ別に存在しているのであり、時計がラジオになる、またはラジオが時計になるということではありません。

 

スマートなハードウェア:

一方デジタルの時代を迎え、タブレットという四角く薄いコンピューター機器を例に挙げてみましょう。ラジオの様にアンテナがあるわけではありませんし、時計の様に針があるわけでもありません。しかし、ソフトウェアにより、一つの機器でその両方の役割を果たすことが出来ます。

 

アプリケーションをインストールすることで、インターネット通話も出来ますし、ビデオゲームを楽しむことも出来て、他にも写真撮影や音楽を聴くなど様々な機能を持たせることが出来ます。最低限のハードウェアがあり、そこにソフトウェアを入れることで、多種多様な役割を果たします。

 

スマートな風呂敷:

この特徴は風呂敷と非常に似ていると言えないでしょうか。コンピューターのアプリケーションは、風呂敷の場合、「人がその使い方を学習すること」に当てはめることが出来ます。

 

用途に合わせて10個も20個もツールを持ち歩く必要はないのです。知恵というソフト次第で、風呂敷という一つのプラットフォームが、様々なツールに早変わりします。持ち歩くのにも、折りたためばタブレットやスマホ程度のサイズになり、とてもコンパクトです。

 

1200年以上前から存在する風呂敷ですが、近年世界中で広く普及しているハイテク機器のタブレットやスマートフォンのような先進的な特徴を備えているのは、正に驚きです。

 

 

著者:長田拓也Takuya NagataMINIЯISM: minirism.org 創設者)

日本生まれ。英国の大学出身のクリエーター。ライターとしても活動した。スポーツにも情熱を注ぐ。


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